八重山の旅(2)
平坦な珊瑚で出来た島と、山がある島では、見られるものが違う。
沖縄県ではいちばん大きな河を遡上する。周囲はマングローブ林。東南アジアを旅するとよく見かける風景だが、本邦ではなかなかお目にかかれない。
森にはシダが生い茂っている。ヘゴの仲間もたくさん見かけた。
驟雨のなか、狭い山道を歩いていった先にある滝。
クロイワカワトンボの雌…だと思う。雄は翅が透明で、雰囲気が違う。台湾に産するキヌバカワトンボと縁続きの亜種だとか。トンボの類は、じっとしていてくれないのと、身体のデザインのせいでピントが合わないのとで、苦手な被写体。
滝のそばには大小のカエルがいたが、そばに寄ると見事なジャンプで逃走するので写真は撮れずじまい。岩のくぼみにたまった水のなかには卵がゆらゆら。
マングローブ林はトビハゼの天国。魚というより両生類の動きで逃げる。
サキシマキノボリトカゲは、山道を歩く間にも見かけたがこの個体が最大だった。青い尻尾が美しいイシガキトカゲもたくさん居た。
一目散に逃げずにこちらを見るしぐさがかわいい。