CSI:Miami Florida Getaway

職場に着くのは九時前、出るのは六時半過ぎだが、激しく近いのであまり気にならない。歓迎会で飲んだ帰りに店のそばからタクれば、十数分で帰宅できる。夢でも見てるような気分だ。とはいえ、近距離通勤の弊害もある。それだけ近いとちっとも本が読めないのだ。ちまちまと『About Grace』を三分の一読んだところで、『CSI:Miami』ノベライズ原書が二冊届いてしまった。はやすぎるよ、amazon。うれしいけど。

さっそく『Florida Getaway』のはじめのところを読んでみた。著者のMax Allan Collinsはヴェガス篇ノベライズ(三冊は邦訳出版済。角川文庫より)を書いているので、安心して読める。

The cell phone in Caine's pocket chirped and he withdrew it and tapped a button. "Horatio Caine."

The voice was sultry and pleasant. "You're a hard man to track down, Lieutenant Caine."

He allowed a tiny smile to find its away across his face. "Well, Catherine---you're a detective. I wouldn't expect less of you."

"Horaitio---you recognize my voice...I'm flattered." (p. 29-30)

つまりヴェガスチームとマイアミチームの共闘らしい。

冒頭は、DNA証拠の不備で獲物に逃げられてチョー不機嫌のグリッソムの描写が続く。解析ラボのグレッグがめずらしく休みをとっていたので、証拠の解析が昼番に回されたが、そっちの担当者の素行が悪くて、弁護士にそこをつっこまれてぜったい確実の犯人なのに釈放とあいなったらしい。素敵な導入。

で、その容疑者がマイアミに飛んだので、ホレイショたちに協力要請が。実際にはヴェガスのチーフのグリッソムとマイアミのチーフのホレイショは会ってはいなくて、パイロット版「ベガス―マイアミ合同捜査」でマイアミに派遣されたキャサリンから電話がいったらしい。ホレイショが微笑むのって、番組だとけっこうめずらしいんだけど(笑)

なんでこんなふうに引用するかというと、未訳のCSI本の内容まで紹介している日本語サイトを見かけないから。本が出ている、とは書いてあってもストーリイまでは書いてない。レビューでも書いたら、何かの役に立つかな。