My stardust melody, the memory of love’s refrain.

最近の夜のくたびれっぷりといったら、松岡計井子女史の『A Hard Days Night』まんまである。<日本語で聴くとすごくパンチがあってorz

子供といっしょにケーブルテレビの邦楽ランキング番組を観た。金曜日の夜はふたりとも仕事や勉強で精根尽き果てて、ソファに一度すわったら根が生えてしまって、くだらない話をしながらだらだらするばかりだ。

先日日記で取り上げたスガ氏も今夜のランキングに入っていた。映画『デスノート』の主題歌なので林檎好きの死神の姿が映っていたが、子供はPV小道具のアロワナ@熱帯魚に目を奪われていたようだ。

一位は『バイマイメロディー』。滑稽ながらあやしい雰囲気のPVで子供といっしょには観たくなかったが、いまさらチャンネルを替えるタイミングでもなくて、微妙な居心地の悪さを感じつつもそのまま視聴。K・ヒライ氏も、スガ氏と同様、ときどきとても濃いヲトナの事情を歌っている。が、さわやか系メジャーヒットが多いので、覆い隠されてしまっているような気が(笑)

酒のテレビCFの『あいたくてあいたくて♪』ではじまるスタレビの曲『木蓮の涙』]を子供が茶化して歌うので「あれは死んだ恋人に会いたいっていうとても悲しい曲なんだよ」というと、彼は「そういう歌だったのかぁ」と表情をあらためた。『バイマイメロディー』もまた、失った恋人を嘆く歌だ。歌い手とメロディはかわっても、恋のよろこびと悲しみの歌が人の世から失われることは永遠にない。息子がいずれ恋を知るその頃は、誰が歌うラブソングが流行っているのだろうか。


Moonlight and love songs

Never out of date.

Hearts full of passion

Jealousy and hate.

Woman needs man

And man must have his mate

That no one can deny.

It's still the same old story

A fight for love and glory

A case of do or die.

The world will always welcome lovers

As time goes by.

Oh yes, the world will always welcome lovers

As time goes by.

―――『As Time Goes By』from "Casablanca"(1942)