くたびれると消えたくなる。

10時間PCに張り付いて突貫で仕事。出るタイミングを逸したので昼飯も抜いた。

pさんが以前書いていらしたこととかぶるが、このまま眠り込んで眼が覚めなかったらいいのになあと思うときがある。自殺などのように積極的に、というのではないのだが、枯れ葉が風に吹きさらわれていくように、ふいと消えられたら、などと夢想したりする。だから長生きしたいと人が云っているのを聞くとびっくりする。

あんたはつまらない人生を送ってるからそう思うのだと家族は云う。

そうかもしれない。離婚してからの人生は、くすぶる燃え殻、崩れる前の灰。そんな思いが消えない。といっても、哲学的な芯のある感慨ではないのだ。生きるのが面倒なだけ。長く続くロスタイムの倦怠をごまかす方策が酒であり、活字である。子供が成人するまでは、気持ちをなんとかもたせないと。

膝の上の猫が重い。

マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)

買って来た。