鮫と妹。

あるニュースを聞いて思い浮かべたことをつらつら。

医師の家庭で育つと、自分も医師になるという選択以外は想像できなくなるのだと親戚から聞いたことがある。とはいえ息子二人が親と同じ歯科医志望で娘だけがぜんぜん違うというあたりから、当該家庭の教育方針が見える気がする。

年末年始は、ふだん時間を共有しない家族同士が寄り集う機会でもあるので、いらん諍いが再燃することも多い。夏と違って、社会人も学生さんも強制的にオヤスミだし。*1

木刀で殴って、ひもで首を絞めて、水に沈めて、解体ってのは、並はずれた憎悪の発露ともとれるし、徹底的にやって生き返らないようにしたとも思える。こういう偏執的な反復は、知人・友人など顔見知りや、恐れを抱いている相手を殺すときに見られるというが…DB(と「CSI」ではよく略している)を細かくするときのもろもろを想像すると、とうてい現実のこととは思えない。そのニホヒのすさまじさについては、そちらのギョーカイ系ブログでよく話題に出ている。それはもうすごいらしい。少なくとも死んだ魚とか、そういうレベルではない。そういうものを自室に隠しておいてバレないと思うのは、やはり冷静なようでなにかが抜けている。本職によると、血と脂はママ■モンでわりと落ちるらしいけどね。

被害者が口がきけなくなってしまったいま、容疑者の言葉のみを信じるのも危険だとは思うが、あの「夢がない」云々にはやや辟易した。若いというか、ストレートというか。

自らの主義主張や生活態度が完全に正しいと思っているひとたちは、相手の気持ちを微塵も考えない「正しい」発言を繰り返してすっぱり断罪してみせるか、あるいは自分の方向へと相手のコースをできるかぎり捻じ曲げようとする傾向がある。あんまりそういうひとのそばには近づきたくないものだが、それが家族だといろいろとややこしい。結婚や独立で家を出て暮らすようになって、折り合いの悪かった親と仲良くなったという話も聞くし。家族でも許せる発言とそうでない発言ってのは存在する。ヒトゴロシはまずいけど。

うーん。

やっぱり再婚しないほうがいいのかもしれないな。<よくわからない着地点

*1:うちもそうなのだが、普段から小爆発を繰り返しているので大爆発するほどエネルギーが溜まっていない。というか年少組こと猫と息子の世話が忙しいので注意も逸れる