鶏の足と時計。

中華街で遅い昼ごはんを食べた。同行者の意向で「鶏足の黒豆ソース蒸し」を頼んだ。豚足なら食べたことがあるが鶏の脚は初めて。見た目がアレかと思ったが、蒸篭の蓋を開けると良く蒸されているうえに黒豆や唐辛子で覆われてあまり気にならない。口にいれればコラーゲンぷるぷる。また頼もう。

淡い唐草模様が浮かんだ青磁聞香茶杯をあげたら、シルバーの時計と蜥蜴が絡んだネックレスをもらった。うわ。

三津田氏の『厭魅の如き憑くもの』、なかなか話にのれなくてやっと半分。タイトルどおり山奥の村の憑き物を扱った土俗ホラーなわけだが、某猫投げ女史の『狗神』にくらべるとかなりねっとり度が低い気がする。それともこれからなんだろうか。

はやく『ハンニバル・ライジング』に入りたい。こんなふうに他を読みながら次の本を熱望する状態は、マイケル・スレイドの『斬首人の復讐』(文春文庫)以来だ。あれも一度読んだら病み付きになる悪夢の毒々ホラーミステリ(誉めてます)シリーズだろう。先は出ないのかな…。