こういうところもある。

住まいは丘の上にある。昨日歩いたカラスノエンドウが繁る草っ原の近く、南の斜面は竹林+雑木林で覆われている。

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数十年、ほとんど毎日見上げてきた樹。種類は…なんだろう。去年切られたが、芽が伸びてきているのが嬉しい。路に沿って他にもたくさんの大木が切られたが、陽が射しこむようになって、下ばえの植生が少し変わったようだ。路でひなたぼっこするトカゲの数も増えた。昨日も20センチ近いのに逃げられた。

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シャガ Iris japonica の群生。薄暗がりに浮かぶ姿が色の淡い蝶のようで、小さい頃すごく好きだった花。

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土を掘るとなぜかこういうものがたくさん出てくる。小学生の頃にはサザエも拾った。貝殻の一部が大きく切り取られていて、いかにも中身を出して食べたあとのように見えた。海は遠いのだが、当時の海岸線は今とはぜんぜん違っていたのだろう。

書き忘れるところだった。シジュウカラの群れが鳴きながら近づいてくるのを待って樹の梢に目を凝らしていたら、幹をするすると上下している小鳥のシルエットが見えた。垂直方向の動きのなめらかさ速さが、鳥ではなくリスなどを思わせた。キバシリだろうか。双眼鏡を持っていけばよかった。