ゾウムシとハンミョウ。
息子がキクスイカミキリを見たいというので自宅玄関から徒歩七秒の現場に連れていった。キクスイさんたちにやられていないヨモギ群のところで見慣れない白い虫を見つけた。即カメラを取りにダッシュ。近くてよかった。
見た目のまんま、シロコブゾウムシ Episomus turritus というらしい。クズ、ハギなどの葉を食べるそうなので、自宅付近で見かける機会は多そうだが、出会ったのは初めて。
庭のモッコウバラにヒメクロオトシブミのものらしい葉の包みを見つけたので撮ってみたが、あまりに小さくてピントが合わない。体長5ミリほどの成虫もいたので葉のほうに手を伸ばしたとたん、潔く落下。ゾウムシやオトシブミの常套逃走手段だ。おなじモッコウバラにいたチュウレンジバチのちびさんたちの写真にもトライしたものの、さすがにアレは見たとたんに気分が悪くなるひとがいそうなのでボツ。
庭にぽつぽつと開いている数ミリの穴。
じっと見つめながら静かに待っていると、住人たちが顔をのぞかせる。
ニワハンミョウ Cicindela japana の子供たちである。細い枯れ草をこの穴に差し込んで意地悪をすると、しばらくすると中から押し返して、最後はぴょんという感じで放り出してくる。面白くてつい何度でもやってしまう<ヲイ
夏になるとみんな地味な羽色の大人になって、庭を歩くと足元をちょろちょろ飛んで道案内をしてくれる。