肌寒い。

福田氏が総裁に。しかし麻生氏も敗れたとはいえ、ローゼン閣下というアレなあだ名が全国区になったばかりか、一般人の路上応援団まで出現するというかつてないキャラ立ちで、忘れがたい総裁選となった。面白かったけど、問題はこれからだ。マスゾエさんには大臣留任してほしいな。

朝のうちに息子をテストに送り出して、本屋に走った。目当てはきのう模試を受けに行った中学の過去問集である。志望校を絞るうちに計画の中からはこぼれ落ちそうになっていたところだが(だから夏のオープンキャンパスにも行かなかった)、出題の傾向が合うようなら、やっぱり考えてみてもいいかもしれないと思ったのだ。合うか合わないかは本人にしかわからないので、テストが終わって帰ってきたらさっそく渡す予定。鬼か。

過去問といっしょに、菅浩江女史の初期短編集『そばかすのフィギュア』(ハヤカワ文庫)を拾ってきた。体調不良で痛む腰をかばいつつ、読了。

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SFというとテクノロジーだの宇宙だのと男性的なイメージがつきまとうかもしれないが、大原女史と菅女史の作品を読んだあとはいつも、女性らしい感性とも良く馴染むジャンルだなと思う。*1表題作はアニメのヒロインのフィギュアと彼女のキャラデザインをした女の子の交流を描いて、星雲賞を受賞している。次はいちばん気になっていた『永遠の森 博物館惑星』に進もうかな。

*1:リーの『銀色の恋人』はちょっとついていけなかった。読んでいるだけで赤面するロマンス小説にも慣れた今の頭で読むと、また違った感じなのかな。