言葉の翼は折って久しいが。

ここの日記では、基本的に「~をした」とは書いているが「~と思った」についてはあまり書いていない。そんな話をしていて、ストーリーとプロットの違いに関する有名な定義を想起した。「王が死んだあとしばらくして王妃も死んだ」。これがストーリー。プロットは「王が死んだあと、心痛のあまり、しばらく後に王妃も死んだ」。出来事の連鎖に因果関係があるかどうかの違いだ。*1

上記の定義をなぞるなら、この日記はストーリーのようなものか。因果関係を含むプロットを丁寧に書き起こすために、自分にとってさえあやふやな気持ちや認識をひとつずつ確かめていくのはとても時間がかかる。

ブログだけではない。いつまでたっても酔っぱらいが口角から飛ばす泡程度のものしか生産できず、創作と呼べる領域に近づけないでいるのは、気が散りすぎているから。

もっと沈潜し、集中することが必要なのだろう。

*1:そう書いていたのは中条省平氏だった。と思う。