脳内相方。

「脳内彼氏」という言葉をよそさまで見かけて、「理想の交際相手」という地味な言葉に変換してから考えてみて、そういう存在を思い描いたことがまったくないのに気づいた。「理想の離婚相手」ならゼロコンマ数秒でいくつも思いつくが、そんなもの、考えるだけでおぞましい。キーッ

うちの場合、諸般の事情で相方は遠方に起居しており、同居の予定はない。さらに受験も絡んで近頃ほとんど会ってない。会話もメール。というわけでデフォルトで趣味も話も完全に合う「脳内相方」がいるので、わざわざ新しいネタをこねる必要もないというのが結論。いや、のろけじゃなく。

先月お会いした数人のブロガーの方には「文章に性別がない」というお言葉を賜った。一人称を書かないのと、酒だの虫だのと趣味に走った内容と、あとは恋愛や性別特有の消耗品(化粧品、洋服、装飾品その他)についてのエントリを排しているのも、その印象を強めているのかもしれない。もちろんどれも買ったり使ったりはしているがとくに記録する必要は感じないので文章にはしない。これは十年前、ネット日記を書き始めたときからのスタイルで、習性になっているために変えようがない。華やかさとは縁の無いブログで申し訳ないが、今年もどうぞよしなに(何だそのまとめかたは)

眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎

眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎

その脳内相方からさっき送られてきた本。これから読む予定。