草むしりのときに。
このまえ、オオスズメバチを撮ったヤブカラシに来ていたシロスジヒメバチらしき(触角や脚部の細かい模様でいろいろな種類に分かれるらしく同定は難しい)。触角のお手入れ中。しかし蜜を吸いに来たのではなく、獲物を探していた模様。このヤブカラシの茂みの下にはとても大きな落し物が散乱していて、どうやらスズメガの大きなお子さんが隠れているようなのだ。
この蜂はアゲハなどに寄生するという。今年はアゲハの子供はうちにいないので、どきどきせずに済んだ。
庭のブットレアに来ていたモンシロチョウ。夢中で蜜を吸っていた。蝶に好まれるという「Butterfly Bush」の名はやはり伊達ではないらしい。
アオバハゴロモの子供。白いめくらましの物質は自分で分泌したもの。さわろうとするとぴょんと跳んでどこかにいってしまう。
上のような小さなハゴロモなどを狙っていたアズチグモ。この蜘蛛も白い。正面から顔を見ると、小さな仮面に似た逆三角の模様がきわだって、「女王様」と呼びたくなる(違)
地面を這うように飛んでいたシロチョウの仲間がいたので、何をしているのかと注視していたら、雑草の葉の裏に卵を産んでいた。こんなに小さい草に三つ、まさに産み逃げ。どうするんだこれ。
友達からあずかった水生植物のひとつ、ウォーターミント。泥から掘り取って、植えた鉢の底を水にひたしてある。葉や香りはふつうのミントとかわらない。
草むしりのために庭を行き来すると、そのたびに小さなハンミョウたちが逃げ惑って、足元から飛び立つ。そのうちの数匹が、着地するところを間違えて、蜘蛛の巣に突っ込んでしまったのを見た。蜘蛛は急いでやってきて、両後脚の先であやつる糸を、大顎を開いて暴れるハンミョウにくるくると巻きつけていく。ものすごく器用で速い。