はやく元気になってほしい。

二ヶ月ぶりに友人と会ったら、ものすごくぐったりしていた。

彼女は手先がとても器用で、半貴石やビーズを使ったアクセサリ作りにおいては師範級の腕前を誇っている。夏休み前に、そちらの類の材料品を置くショップから作品を出品してほしいと頼まれたという話は聞いていた。たがいに忙しくて会えなかった二ヶ月のあいだに、製作工程の超過密スケジュールや出展方法などの絡みで、心身ともに調子を崩してしまったのだという。詳細は書かないが要はショップ側の工程管理とマネジメントがぐだぐだだったらしい。ふつうなら二ヶ月はかかるところをわずか三週間で彼女が懸命につくった品々は売れたものの、販売するはずだったアクセサリキットの製作は間に合わず、ディスプレイ方法、貴石などの品揃えも、どうしてこうなるんだろうという不手際、センスのなさが目立って、がっかりすると同時にものすごくくたびれてしまったのだそうだ。いつもにこにこと優しい顔がひとまわり縮んでしまったようで、こちらも悲しくなってしまった。

フリーで仕事をするときは、クライアント/仕切る側にどれくらいプロフェッショナル意識があるかも重要なポイントになるだろう。でも、そんなことはいっぺん協働してみないとわからないしなあ。見極めは難しい。