どうしたらいいものやら。

ゆうべは『フジミさん』三巻を、頭痛を我慢しながら読了。つい夜更かしをしてしまった。三時間半寝て、クラブに出かける子供の弁当作りに起きた。

夕刻、のんきな子供がめずらしく、ものすごーくがっかりして帰ってきた。試合に負けたのかと思ったら、そうではなかった。

なんと、財布から金を抜き取られたのだそうだ。バスに乗るときは入っていた小銭と紙幣が、終点で降りた直後に財布を出したら、きれいさっぱりなくなっていたという。実はそういうこともあるかもしれないと、もともと大した金額は持たせていないのだが、子供にしてみればショックな出来事だろう。*1

息子は、バスの中で隣に座った或る生徒が、自分の荷物のジッパーを勝手に開けているところを見つけて、注意したのだという。バス内の座席の見取り図を書いてこちらに見せながら「バッグに触れる距離にいたのはあいつだけだし、ひとのバッグのジッパーを開けてごそごそしてたんだ。だからぜったい犯人はあいつだ」と悔しそうに云うのだが、抜いている現場を押さえたわけではないから、断言はできない。こちらも困惑してしまった。確証もなく告発はできないし、といって放置すればまた起きる可能性もある。

「人間の癖のうち、浮気癖と盗癖というのは、ほとんど治る見込みがない。一度あったら二度あるかもしれないし、二度あることは三度あると思ったほうがいい。これからはいかなる状況でも気をつけるように」と伝えて、財布を身体から離すなと厳命したものの、周りに一緒に活動しているクラブの同輩先輩しかいない状況で、そこまで警戒しないといけないというのも、なんとも厭な感じだ。ううーむ。

*1:ちまちまと、古いギザ10などを友達と交換しながら集めていたのを根こそぎやられたのが、いちばん悔しかったらしい。