大工の熊子さんたち、リターン。

庭で草むしりしていると、ぶーんという羽音が近づいてきた。

ここでは去年も営巣する彼らを見ているので、ああと思って、すぐ近くの庭木を支えている添木材のほうをのぞいた。

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去年とは違うポイントだが、添木の材質は同じだ。木の下の藪に顔を突っ込んで探したら、陰になったところにしっかりと穴があいていた。

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もぞもぞ。脚が見える。じっと見ていたら、別の個体が飛んできて、いそいそ入っていった。

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穴から丸い尻先を突き出して、そこらへんについた花粉を後脚で器用にぬぐって集めているところ。産卵用の花粉の寝床をつくるのには、わずかな量でも無駄にはできないのだろうか。

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胸の金毛が見える。これは上のほうに向かってまだ穴を掘っているのかもしれない。

見ていたのは20分ほどだが、そのあいだに二個体が飛来した。一個体が出て行って数分して、次が来て入っていったから、狭い穴の中での作業定員は二個体なのだろうか。

観察し始めたときから中に居た個体とあわせると、すくなくとも三個体が同じ巣穴を利用していることになる。どういうつながりなのだろう。母娘なのか、たまたま同じアパートに寄り集まった間借り人たちなのか。

以下はおまけのチラ裏。というか、紙がなくてほんとにチラシの裏…。

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木陰に身をひそめて20分。

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道路側を通る近所のひとからは、わざと隠れているようにしか見えないと思う。

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申し開きができません…。