一万語とか一万時間とか。

英語とロシア語のあいだをふらふらしながら雑事を片づけている。朝から出かけた語学学校では、ウェールズから出てきたばかりの先生に日本語「煩悩」の話をしたり。あいかわらずスムーズに言葉が出なくて困る orz

息子にも、ひまを見つけてはDK社のEncyclopediaを利用して英語を教えている。子供向けだから写真図版が豊富、説明文も簡潔でわかりやすい。中二ではまだ習っていない文法が使われているあたりは先取りして教えながら読ませている。(be+動詞過去分詞=受身などの表現は多用されているので、どうしても避けて通れない。)

あの本ではときどき自分も知らない単語が出てくる。今日読んだページにあった「warren」と「drey」、前者は兎の巣穴で、後者はリスの巣のことらしい。非ネイティヴには出会うことそのものが難しい言葉だが、こういう百科辞典っぽい子供本に出てくるということは、あちらでは子供のときに覚えて、使う機会はなくてもそのまま記憶にとどまって、なんとなく覚えている言葉なのだろう。

本屋でぱらぱら見た英単語の本に、ネイティヴスピーカーなら子供時代にすでに一万五千語ほどを身につけているという記述があった。自分は今だって一万語覚えているかどうかだ。いやはや。

同じ本からfuselageを覚えた直後、読み始めた『The Strain』でその語がたくさん出てきた。つまり常識的には必須単語らしいが、いままで接する機会はなかった気がする。

受験英語+実務英語では拾えない語彙の空白地帯はどうやったら埋められるんだろう。

ついでに、英語/露語の良いイラスト百科辞典はないかと米国あまぞぬをうろうろ。露語フレーズ勉強用オーディオブックのカスタマーレビューには「これから養子縁組を予定している私には心強い味方」というようなことが書いてあって目が点になった。あちらでは東欧圏の子供たちを縁組することが多いと聞いたことはあったが、なるほど、そういう需要があるとは。

巷で最近云われている「勉強時間が累計一万時間を超えると何かが起きる」というのは、非常にありそうなことだと思うので、これからも露語はちまちまと続けていく次第。英語のほうは、何十年もかかって勉強累計がその時間を超えている、はず。だから読むのがあんまり苦にならないのだろう。喋る勉強もしとけばよかった。

CD付 究極の英単語セレクション 極上の1000語 (究極シリーズ)

CD付 究極の英単語セレクション 極上の1000語 (究極シリーズ)

これは好奇心から買ってみた。ときどき本のタイトルを裏切るような、目が飛び出るほどフツーの単語が載っているのはご愛嬌。気取ったオトナ向け文章を読むのには役に立ちそう。