南行の残滓。
疲れが出たらしく、仕事をしたり海外ドラマを観たりして無為の一日をすごした。八重山画像のつづきはPC画面をのぞきこんで画像処理するのがどうしても億劫で、作業が遅れている。
あちらで買ってきたものを開けた。
じっとりした夏にはこれくらいの軽さがいい。
南の海では必ずビーチコーミング(というか散歩)をする。去年は、海亀の子の小さなむくろを見つけたのを思い出した。波打ち際に重なり合ってラインを描いている貝殻も、いわば骨だ。紫色のハナビラダカラと星を模したようなウノアシはとてもたくさん拾えた。大きい二枚貝はヌノメガイ、きれいに巻いているのはイモガイの仲間か。
完全に形が残っている巻貝を拾ってひっくり返すと、新しい住人が小さな鋏で入り口をふさいでいたりする。選ぶときは気を遣う。