ひらめいたら走り出すのが牡羊座の黄金則。

勉強がはじまり、要介護の親戚が逗留して、飛び石連休のせいで昼の仕事量は150%増、そのあいまに自宅仕事。分刻みでいろいろこなしている。どうしてこうなったorz

先週末に出かけたガイダンスでは、語学の勉強には目標が必要だと先生が繰り返していた。

うーん、「ロシアの著名作家アクーニンのミステリを原書で読む」のが、とりあえずの目標だろうか。しかし小説を読むとはすなわち物語の背景である文化や世界観を理解することでもあるので、ロシア人の伝統的な世界観や生活習慣に疎い今の状態ではかなり苦労しそうだ。「謎生物チェブラーシカの絵本と人形アニメを原語で理解できるレベルにたどりつく」でもいいのだが…。というわけで先生ごめんなさいやっぱり目標まだ決まりません。

自分の場合、日本語の小説を読むときは、字でも行でもなく「面」で読む。版型やサイズにもよるが、頁ごとスキャンして意識に取り込むのに近い。そういえば、英語の小説を読むとき必ず感じていた、暗闇の中でピンスポットを横に滑らせて単語を順に照らしていくような、先の見えない歯がゆさをいつのまにか感じなくなった。アルファベット馴れのおかげで、面とはいかないまでも、十数行分を視野に入れることができるようになったらしい。

もどかしいのは露語だ。まず、キリル文字がぱっと目にしみてこない。単語の品詞はなんとなく見分けがつくようになったが、意味がぜんぜんわからない。ひとくさり勉強を終えて仕事英文に戻ると、外国語とは思えないくらい親しみやすい言葉に見えるのが笑える。

小学校高学年当時、字が多めの英語絵本を読もうとして言葉のつながりがまったく読み取れなくて挫折したときを髣髴とさせる今の状態を打破するためには、文法と単語をせっせと脳内に蓄えるしかない。そう、ロシア系ニュースサイト、例えばインテルファクスのサイトがストレスなく読めるようになって初めて、あるいはロシア語で医学論文が読めて初めて、目標を達した気分になれるかも。つまりいま英語でやっているレベルまで読解できなければ、身についたとは思えないんだろう。何の呪いだ、これは。