世界屠畜紀行

次の持ち歩きは『邪魅の雫』にしようかと思いながらやはり厚さに負けて『世界屠畜紀行』(解放出版社)を選んだ。サイズはかさばるもののタイトル通りの内容がすばらしい。バリで豚、エジプトでラクダと羊。駅まで歩きながら、信号待ちのたびに広げてしまったくらいだ。著者の内澤女史は、ここ「はてな」にて日記をつけていらっしゃる→『内澤旬子・空礫日記』

なるべくゆっくり読んで、楽しみを引き延ばしたいが、宿痾の速読病が出そうな予感。


日記の名前を変えた。本当は雪泥鴻爪。雪解けの泥に残った鳥の足跡のごとく、人生の儚く跡形が残らないこと、のたとえだそうな。むかし違うところで使っていたのでリサイクル。めんどくさがりともいう。これに無用の長物ともいえる「狼爪」を足して、二字に略すとハンドルになるようにした。そんなちまちましたところでつじつまを合わせなくてもいいのだが性格ってやつで。

儚くて無駄な日記。うーん…単なる思い付きのわりにはぴったりw