読了2009
行き帰りにふわふわ読んでいる。電車にそれほど長く乗るわけではないが、やはり通勤時間があると読書が捗る。
気軽に読めて、テレ朝で金曜23時過ぎからやっている連続ドラマのノリを思わせる。
自費出版系からメジャーに躍り出た作品というとまずこのシリーズを想像する。シリーズ累計100万部近く、CDドラマ・漫画・実写ドラマ・舞台になって、そして次はテレビアニメとメディアミックスも行き着くところまで進んでいる。何がそんなに面白いのか、い…
新城氏の『15×24』の四巻も買ってきた。なぜか積んであったのがサイン本だった。 これは仕事が始まったら通して電車で読む予定。
7世紀のアイルランドを舞台に修道女にして王妹、優れた法律家であるフィデルマが連続殺人の謎を解く。著者ピーター・トレメインとは、すなわち造詣深いアイルランド/ケルト文化学者でアイルランド文芸協会の終生会員、P・B・エリス氏。碩学が知識を生か…
祝・映画化。この漫画の持ち味であるメタレベル的馬鹿騒ぎとシリアスな人情話のバランスがよくとれた巻。つかいろいろとモザイクかかりすぎ。
新しい機械に初めてさわるときは、説明書は必要最小限しか読まない。見ただけで直感的に操作できるときはマニュアルはしまいこんだきり手に取ることもない。カメラがいっこうに上達しないのもその野蛮な習慣に原因があるのだろう。 twitterも、同じようにし…
横溝を読んで育った人間には心底懐かしいサービスてんこもり。 このシリーズの既刊も残りあと一冊。ものすごい速筆らしいからまたすぐに出るんだろうけれど。
このごろ街にあらわれる多種多様なエイリアン(外星人)。地球人に興味があるのかないのか、侵略するでもなく、積極的にコミュニケーションをとってくるでもない彼らの行動やオーバーテクノロジーが巻き起こす騒動に対応するのは外星課のメンバー、たった三人…
人工臓器はすばらしく進歩した。が、あいかわらず高価だ。融資を受けて、それを埋め込んだその日から、客は高額のローン支払いを迫られる。滞納すれば、人工臓器の取立て屋(バイオ・レポマン)がやってくる。彼らの合言葉は「ガス、取る、去る」。滞納者に…
キリングメイド篇終了。『マルドゥック・ヴェロシティ』を読んだときのように、流された血の重力に引かれて殺戮の深淵に降りていく気分を再び味わった。良いガンマンは死んだガンマンだけ。地上に残っているのはすべて地獄落ちを待つ亡者。すべてが終わった…
原作のちびくろサンボはインド人→溶けた虎はバターではなく実はギー(植物性の油)になるらしい。勉強になりました。
全世界から人間が集まる国には、部族民族それぞれが崇める神様たちもいっしょにやってくる。時はうつり、現代人から忘れられてしまった彼らは…という話。 ストレートな記述ではなく、描写によるほのめかしが多いので、神話に詳しくないとすこし辛いかも。 い…
虫やイキモノは好きだが、統計や分類学とは全然縁がない人生を送ってきた。難しい理論/数理モデルなどが出てきたらお手上げだなと危惧しながらも、科学史は大好きなので、出るのを楽しみにしていた本である。 濫読博覧強記の著者氏の文章はそのウェブ日記/…
競技歌留多に超伝奇百合展開で、もはやなんだかよくわからなくなっているシリーズ。でも本格。 あと二冊出ているようなのでがんばろう。
天帝シリーズと表裏を成すと聞いて読んでみた。舞台は同じく立憲君主制の日本帝国。駄洒落と妄想の糖衣をかぶせたごりごりの本格系だが、なんていって説明したらいいんだろう。やはり勧めるのはむずかしい…。
人生には。 たったひとつの解が逃げることだっていう、そんな辛い時季がある。 でも勇気のないおとこには―――おんなでもいいけど―――それが見えない。解らない。 世界の善意を信じて、逃げる。 それも、勇気のひとつだってこと、解ってほしい。 それで救われる…
蜘蛛神の息子たちの話。テンポ良く読了。『アメリカン・ゴッズ』も楽しみ。
素材は、個性によってつかむ。また書き方にも、個性がなければいけません。 生徒創作の評を、皆さんにしていただく。そうすると、器用にまとまっている作品の評価が高くなったりします。でもね、身も蓋もない言い方をしてしまうと、《素人の書くうまさなんて…
アプロという名を一度飼い猫につけてみたいと思っていたが、命名したら最後、本当にああいう性格になってしまいそうで躊躇した。そういうわけで二代目には違う名前をつけたのに、やることなすことそっくりだ。いっそのこと、つけてしまえばよかった。
ビール篇。ベルギービールと地ビールが何より好きなので、きのうのうちに嬉しく読了。 いつもは行かない店まで足を伸ばして(というか車で走って)ヤッホーの青鬼とCOEDO伽羅、サンクトガーレンのアンバーエールを確保した。関内の『クラフトビアバー』にもま…
大観衆を前にしての演奏は、炎の上の綱渡りのようなものなのだろう。
初読み。好きな芸風ではないが(数学オンチのため)現実を異化するSFの根源的な力にあふれているのは認める。
一巻から散りばめられた伏線をきっちり回収して終了。明朗さとは程遠い、ホラーめいたダークな雰囲気と、ハリーの爆発しがちな癇癪は、最後まで変化することはなかった。 同僚に勧められて英国版を手にしたのは、十年近く前か。最後まで読みきって満足した。…
追っかけている漫画の新刊が今月は目白押し。その中からこの二冊を最初に選んだ。まだまだたくさん買うべきものが残っている orz
四日で半分読んだ。あと300ページ。すでに映画を観た息子は表紙を見て「うん、こんな感じだったねえ」とにやにや。ネタバレされると困るので急いで追い払った。 最終巻も入手してあるので、そのまま読み進めたい。 追記:8/11読了。
相方より贈られた昆虫写真集。外国産の美麗虫が多い。自分で撮ることを考えながら写真を見るようになっているのに気づいた。
各方面からの協力を得て影を祓うことには成功したが殺がれた気力は戻らない。いろいろなことがあった。ネットを楽しむのに必要な感覚が元通りになるまでは時間がかかるだろう。急がないし、無理をする気もない。夏休みで家の中もあわただしい。しばらくは手…