雑記

歩いて帰った。

揺れ始めたときは、職場に居た。平和な金曜の午後だった。 長時間ゆっくりと横にひっぱられるような揺れは、数日前の地震時にも経験していたので、はじめは「なんだ、またか」と思った。恐怖よりも仕事に集中できない苛立ちを感じた。が、しかたがない。揺れ…

なかなか温かくならない。

『神父と頭蓋骨』を読み始めた。

おいしそうに撮れると聞いて。

iPhoneに新しい撮影用アプリ『モノ撮りカメラ』を仕込んでみた。 このアプリをつかって撮ったきり死蔵していた画像をいじってみたら、自分の下手な画像もすこしだけ見られるようになったような気がして、こころが和んだ。ありがとう最新技術。というわけで、…

昼間に徘徊。

午前中に金融機関をまわって、昼から出勤することにした。通勤していると、朝と夜しか外を歩かないので変な感じだ。合間にTSUTAYAに寄って、気になっていた映画を数本借りた。今日は1日、何を借りてもレンタル料半額なのだった。 いまの職場に通うようになっ…

おそろい。

出勤途中の住宅街のチョコレート色の壁に、三角形のなにかが貼り付いていたので、携帯で写真を撮った。そばに立っていた交通整理のひとがまじまじとこちらを見ていた。何を撮っているのか、彼にはまったく見えなかったろう。画像からはあまりわからないが、…

大雪の夜。

渋谷の居酒屋で同僚の友人の転職相談の集まりを終えて外に出ると、夕刻から降り始めた雪が本降りになっていた。冬のあいだずっと乾いた晴天がつづく関東平野では、こうした天気の荒れは、季節が変わるしるしである。 気配を消して近づく春。 誰も居ない白い…

二度目はない。

この一週間、めずらしく、職場で厭な思いをした。 こちらの知らない個人的な理由から生じた機嫌の悪さを瘴気のごとく垂れ流されると、対応に困る。気分にまかせた粗野な物言いも、それを許すというよりも、それ以上の厄介事を避けるために黙認する形になる。…

毛深い気象予報士。

ロシア語BBCで記事を見ていたら、不思議なサムネイルがあったのでクリックしてみた。 Сурок Фил обещал теплую весну http://www.bbc.co.uk/russian/multimedia/2011/02/110202_groundhog_day.shtml なんで正装したおじさんたちがマーモット сурок をだっこ…

賀状雑感。

今年の賀状ではサプライズが相次いだ。結婚報告(十歳年下の相手と再婚)やコドモ系報告(アラフォーでn番目を妊娠/出産)にくわえて、えっと思うようなひとから初個展報告まで受け取った。昔、社会人一年生として入った会社の先輩なのだが、何の個展なのかはい…

謹賀新年

旧年中はお世話になりました。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 下はcocoさんにいただいたイラスト。ここを書いているひとの想像図、ということで(笑 ありがとうございました。 お酒かかえてるところは合ってます。

流れながら。

時間不足で予習が足りない、または予習内容に自信がない状態で授業に出るのは度胸が要る。びくびくしながら学校に向かった。 いやまあ、やはり出てよかった。ラテンアルファベットを読むのは即仕事を意味するが、キリル文字解読は道楽。仕事と仕事のあいだの…

仕事祭り。

職場仕事と自宅仕事に追われている。時間に追われすぎて露語自宅学習を十日さぼったら、いろいろ忘れかけている。語学学校に通い始めるときに危惧していた状況が現実になったわけだが、こればかりはどうしようもない。とにかく自宅仕事を一刻も早く片付けな…

夜の沈黙のなかで。

カトリックのカレンダーでは、11月は死者の月だ。教会ではミサが行われ、亡くなったひとの名が呼ばれ、墓地では花をたむける姿が目立つ。 若くして逝ったひとびとのことを想うのは、この時期にかぎったことではないが、しんしんと冷えていく夜の底で生死の理…

すこし慣れたような気がする。

毎月恒例、新幹線タイム。後ろに並んでいた若いサラリマン君が電話先の家族に告げた到着時間で、彼が帰る先が分かった。岡山か。遠いな。胃の調子があんまりよくないから、ご飯に納豆くらいでいいよ、と云っているのが聞こえた。ふむ、白飯に納豆では待つ側…

TrickもTreatもないまま。

仕事を仕上げて送信したのがちょうど午前零時。万聖節前夜たけなわではあるが、もう寝なくてはならない。 この十数年おつきあいさせていただいている友好サイトさんで、先日うちの練り消し細工をご紹介いただいたお礼に何かひとつひねれたら、と思っていたの…

Scarlet Amaryllis

アマリリスは彼岸花の仲間だと初めて知った。

何かの踏み絵的な。

職場の昼休み、ネット巡りをしながら弁当を食べていた。一日のうち唯一ネットで情報収集できる時間なのだ。が、はてなのトップページからギリシャ料理のサイトに飛ぼうとしたとたんに画面が白くなり、Access_denied と表示されたきり無反応になった。返事が…

不可視の凶行。

数日前。家の門をすぐ入ったところ、階段のタイルに、水滴が散っていた。いたずらなサインのように小さな羽根も落ちていたので、階段を上りきったところに置いた睡蓮鉢でスズメがむりやり水浴びでもした跡なのだろうかと思っていた。 しかし、次の日も水滴は…

105時間経過。

自宅仕事を送信して、語学の宿題を片付けている。 意味の分からない単語を辞書で引き、さまざまな形に化ける動詞を厚いBig Silverbook(という名の555種の動詞活用集)でひとつずつ確認しながらなので、時間がかかる。しかし宿題をこなさないと授業についてい…

Return to Camp Half-blood.

The Heroes of Olympus, Book One: The Lost Hero 作者: Rick Riordan 出版社/メーカー: Disney Book Group 発売日: 2010/10/12 メディア: ハードカバー クリック: 8回 この商品を含むブログ (1件) を見る 全米では超絶ベストセラー、そして日本では名もない…

みすず臭ただよう。

フロム・ヘル 上 作者: アラン・ムーア,エディ・キャンベル,柳下毅一郎 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2009/10/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 19人 クリック: 237回 この商品を含むブログ (101件) を見る 表紙はともかく、だ。 まあ、た…

Д/Зと書いて宿題と読む。

勉強帰りの車内でなにげなく見かけたアルファベットのBeを「ビー」やら「ベ」ではなく、つい「ヴィェ」と読んでいるのに気付く。先週の授業で単語が発音できなくて苦労していたクラスメイトは、もういなくなっていた。基礎級に籍を移したらしい。初級という…

秋冬の外装準備。

いろいろ終わって疲れが出た。が、今日を逃すと髪を切りに行けないのでむりやり外出。 行く先が百貨店近くにあるので、帰りはつい寄り道をしてしまう。着やすそうなひとそろいと、先シーズンの終わりにめでたくはきつぶしたブーツの代わりをゲット。夏の三ヶ…

ひらめいたら走り出すのが牡羊座の黄金則。

勉強がはじまり、要介護の親戚が逗留して、飛び石連休のせいで昼の仕事量は150%増、そのあいまに自宅仕事。分刻みでいろいろこなしている。どうしてこうなったorz 先週末に出かけたガイダンスでは、語学の勉強には目標が必要だと先生が繰り返していた。 うー…

必要は発明の母上也。

風呂の中でもOKの単語帖を見つけて、舞い上がって買ってしまった。 大学受験当時は、英単語をぎっしり書き込んだレポート用紙を風呂に持ち込んでいた(タイルや鏡に張り付けて暗記→湿気てべろんべろんに破れて廃棄)。やはりあの時間を活用したいと考えるひと…

活字の要塞へ。

会社をさっさと出て、渋谷の百貨店内にオープンしたばかりの大きな本屋の偵察に出かけた。 千坪を超えるフロアに立ったとたんに、なつかしいような紙とインクのにおいが押し寄せてきたように感じた。圧倒的な量の活字と紙に囲まれるのは快感だ。厭なこともぜ…

自覚もなく。

友人から最近更新ないですねというツッコミが来たので、ひさしぶりに開けてみたら十日も放置していた。ぜんぜん気づいていなかった。 以下、備忘。 遠方住まいの身内から聞いた話。身内のひとりAが経営している小さな職場で、ひとりの従業員がうつ病をわず…

釣れた。

シュレーディンガーの老人。

部屋の扉を開けて観測するまで生きているか死んでいるかわからない長寿のひとびとを、有名な量子論のたとえ話にあてはめてそんなふうに呼ぶらしい。誰がうまいこと(略)と思いながらも、あまりにぴったり過ぎてはじめて見たときは吹いた。 年金詐偽云々はと…

そんな天からの救いはないと知っていても。

弁当を詰めて家を飛び出した。あわただしく丘を降りていく途中で、足元で動くものを見つけた。おいおい、こんなところにいたら通行人に踏みつぶされちゃうよ、と腰をかがめてみると、枯れた竹の葉まみれのカブトムシの雌がひっくりかえってもがいていた。軽…